秋元真夏が乃木坂46在籍中に残した写真集は、ソロ名義として全3冊。いずれの作品も、リリース当時の彼女の心境やグループ内での立ち位置が色濃く反映されたドキュメントとしての側面を持っています。
2017年2月に刊行された1st写真集『真夏の気圧配置』(徳間書店)は、南国ニューカレドニアで撮影を敢行。「天国に一番近い島」を舞台に、持ち前の天真爛漫な笑顔とビキニ姿を初解禁し、ファンの間で大きな話題を呼びました。当時のインタビューで本人が「自分のコンプレックスも含めて、ありのままを受け入れてもらえる一冊にしたかった」と語っていた通り、飾らない素顔が前面に出た王道のアイドル写真集です。
続く2026年4月リリースの2nd写真集『しあわせにしたい』(竹書房)では、2代目キャプテン就任後の成長と成熟がフォーカスされました。イタリアと沖縄・竹富島という対照的な2つの舞台で撮影され、ローマの歴史ある街並みで見せた艶やかなランジェリーカットやドレス姿は、従来の「いじられキャラ」「愛されキャラ」というパブリックイメージを鮮やかに覆すサプライズとなりました。
そして2026年2月、グループ卒業に合わせて出版された秋元真夏 卒業記念写真集『振り返れば、乃木坂』(幻冬舎)は、11年半におよぶアイドル人生のフィナーレを飾るメモリアル作です。沖縄の離島や富士山周辺のロケーションに加え、乃木坂46の活動拠点の中心だった乃木坂周辺や東京ドームなど、思い出の地での撮影を敢行。後輩メンバーとの対談やロングインタビューも収録され、ビジュアルブックとしてだけでなく、アイドル史の重要資料としても極めて高い完成度を誇っています。