Q1:おならがよく出るだけで便の太さや色に異常がない場合も、大腸がんを疑うべきですか?
A1:おならの回数増加単体であれば、早食いによる空気の呑み込み(呑気症)や、食物繊維・オリゴ糖の摂取、ストレスによる過敏性腸症候群(IBS)の可能性が高いです。ただし、強烈な腐敗臭が何週間も続く場合や、お腹の張りが日増しに強くなる場合は、大腸の通過障害がないか専門医で確認することをおすすめします。
Q2:大腸がんの検査を受けたいのですが、便潜血検査だけで十分ですか?
A2:便潜血検査は非常に優れた一次スクリーニングですが、早期がんや平坦なポリープでは出血しないため、見逃しが起こり得ます。確実な早期発見とポリープ段階での切除(予防治療)を目指すのであれば、一度大腸内視鏡検査を受けることが医学的に最も確実です。
Q3:女性の場合、月経や婦人科系疾患とおならの異常は関係ありますか?
A3:大いに関係があります。黄体ホルモン(プロゲステロン)の影響で生理前や妊娠中は腸の動きが低下し、便秘やおならの増加が起こりやすくなります。また、子宮内膜症が腸管周囲に及んでいる場合も排便痛やガス溜まりの原因になります。婦人科の要因か消化器の要因かを切り分けるためにも、症状が続く場合はまず消化器内科で大腸自体の器質的病変を否定することが重要です。
Q4:大腸内視鏡検査でポリープが見つかった場合、その場で切除できますか?
A4:多くのクリニックや病院で、検査時に発見されたポリープをその場で切除する「日帰り内視鏡的ポリープ切除術」が実施されています。大きさや形状によって入院が必要となるケースもありますが、ポリープの段階で切除することは将来の大腸がん発症を最大80%防ぐとされています。