ネット上で「ケンホロウに決めました」が語られる際、しばしば「ネタポケモン」「弱いポケモンの代名詞」と短絡的に片付けられがちですが、これには大きな誤解があります。
第8世代(ソード・シールド)では念願の「ブレイブバード」を習得し、ダイマックスシステムとの噛み合いによってダイジェットの起点となるなど、アタッカーとしての爆発力は大幅に改善されました。オスの特徴的な頭部の飾り(肉垂)と、メスの落ち着いた plumage(羽毛)という顕著な雌雄差(性的二型)を持つデザイン性の高さも、根強いファンを獲得している理由です。
心理学的な観点から見ると、人々は「誰もが選ぶ最強の選択肢」よりも、「欠点は多いが光るものを持つ対象」に強い愛着を抱く傾向があります(いわゆるアンダードッグ効果)。「ケンホロウに決めました」という言葉がこれほど息長く使われているのは、効率至上主義の対戦環境に対する、プレイヤーたちのささやかな愛とロマンの象徴だからに他なりません。
【プロの結論】対戦でケンホロウを使いこなせる人・慎重になるべき人の判断基準
これからケンホロウを育成・採用しようと考えているトレーナーに向けて、明確な適性基準を提示します。
▼ ケンホロウの採用が向いているトレーナー
- 積み技(てっぺき・めいそう等)を多用する受けループ構築を急所ギミックで崩したい人
- 「おいかぜ」によるS操作と物理アタッカーとしての奇襲性を両立させたい人
- 周囲があまり使っていない個性的なポケモンで対戦相手の意表を突くことに喜びを感じる人
▼ 採用を慎重に検討すべきトレーナー
- 単体で完結する汎用的な超高火力エース(カイリューやボーマンダ等)を求めている人
- 複雑な起点作りや持ち物の固定化を嫌い、自由な持ち物でサイクル戦を行いたい人
- 相手の電気・岩・氷技に対する引き先を用意できないパーティ構築を使っている人