鱗の逆立ちや眼球突出、腹部が風船のようにパンパンに膨らみ自力遊泳が困難な場合は、金魚の腹水病の治し方として確立されている専門的な抗菌薬治療へ移行します。
治療薬の第一選択となるのが、オキソリン酸を主成分とする金魚の薬浴における観パラD(またはグリーンFゴールドリキッド)です。オキソリン酸は魚体内への経皮吸収性に優れ、体内深部のエロモナス菌に対して強力な抗菌力を発揮します。
薬浴の成否を分けるポイントは水温管理にあります。エロモナス菌の活動至適温度を外しつつ金魚の免疫力を高めるため、水槽用ヒーターを用いて水温を25℃〜28℃程度まで1日1〜2℃のペースでゆっくりと昇温させます。水質維持のためにエアレーションを強めにかけ、薬効が切れる5〜7日ごとに全換水と再投薬を行うローテーションが生存率を引き上げます。