熱心なサポーターの間で深刻な議論を呼んでいるのが、北米現地での観戦に伴う経済的・物理的ハードルの急激な上昇です。ワールドカップチケット購入方法は、FIFA公式プラットフォーム(FIFA.com/tickets)における事前アカウント登録と、段階的に実施される抽選販売(Random Selection Draw)・先着販売(First-Come, First-Served)が基本ルートとなります。
しかし、近年の歴史的な円安傾向とアメリカ国内のインフレーションが重なり、サポーターコミュニティ(SNSやファンクラブ有志)からは「渡航費・宿泊費・チケット代を合算すると、グループステージ3試合の観戦だけでも1人あたり100万円から150万円規模の予算が必要になる」という切実な声が上がっています。また、アメリカ入国に必要なESTA(電子渡航認証システム)やカナダ・メキシコの入国要件の確認、開催都市間を結ぶ国内線フライトの確保など、個人手配における手続きの煩雑さは過去大会を大きく上回っています。
公式のホスピタリティパッケージ(ホテルや飲食、良席チケットがセットになった公式ツアープログラム)は数十万円から数百万円と高額ですが、トラブル回避や確実な入場を担保する選択肢として富裕層や法人利用を中心に需要が集中しています。非公式な転売サイト(二次流通市場)による偽造チケット詐欺も警戒されており、FIFA公認のリセールプラットフォーム以外での取引には厳重な注意が呼びかけられています。