パイロットスクリューを締めると薄い?正しい調整手順と戻し回転数の真相

パイロットスクリューを締めると薄い?正しい調整手順と戻し回転数の真相

パイロットスクリューを締めると薄い?正しい調整手順と戻し回転数の真相についての最新情報を徹底解説します。

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キャブレター調整で最も事故が多発する原因が、「パイロットスクリュー(PS)」と「エアスクリュー(AS)」の混同です。2ストローク車や小排気量のピストンバルブ式キャブ(VMやPWKなど)に多く見られるエアスクリューは、パイロットスクリューとは真逆の動きをします。

エアスクリューはスロットルバルブよりもエアクリーナー側(吸気上流)に配置されており、通過するのは「純粋な空気(エア)」のみです。そのため、エアスクリューを締め込むと空気の流入量が減り、ガソリンの比率が上がって「燃調が濃く」なります。緩めれば空気が増えて「薄く」なります。

機構の種類配置位置・通るもの締め込んだ時(時計回り)緩めた時(反時計回り)パイロットスクリュー(PS)エンジン側(下流)
予混合気(燃料+空気)薄くなる(リーン)濃くなる(リッチ)エアスクリュー(AS)エアクリ側(上流)
空気(エア)のみ濃くなる(リッチ)薄くなる(リーン)

見分け方は極めてシンプルです。キャブレターの胴体を見て、スロットルバルブより「マニホールド側(下流)の下部や横」にあればパイロットスクリュー、「吸気口側(上流)の横」にあればエアスクリューです。ここを取り違えて調整を続けると、薄くしたいのに濃くし続け、プラグを完全に真っ黒にカブらせる結果となります。

中島 亮太
著者

中島 亮太

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。