歴史的な遺産に頼るだけでなく、自ら現代のビジネスシーンで暗躍する末裔たちも増えている。外資系投資銀行や戦略コンサルティングファームでキャリアを積み、その後に家業の資産管理会社を引き継ぐ、あるいはベンチャーキャピタリストとしてスタートアップ投資に乗り出す事例が後を絶たない。
彼らは「旧家の末裔」という圧倒的な社会的信用(クレジット)を背景に、資金調達や企業間提携を有利に進める。名門の看板は、現代のビジネス社会においても最強の営業ツールであり、信頼の担保となる。古い富を原資に、新しいテクノロジーや成長産業へ投資することで、彼らの資産は2026年の現在も自己増殖を続けている。