警備業界全体において、入社後3年以内の離職率は30%〜40%前後と他産業に比べて高めの傾向が見られます。コスモ警備保障においても、「離職率が高いのではないか」という懸念を持つ求職者は少なくありません。
しかし、この離職実態を精緻に分析すると、「企業側の問題」だけでなく「警備業界特有の労働流動性」が大きく影響していることが分かります。
警備業は未経験からでも法的に定められた法定研修(基本教育・業務別教育)を受ければ短期間で現場配属されるため、「つなぎのアルバイト」や「資格取得までの短期資金稼ぎ」として入職する層が一定割合存在します。この短期就労層が数か月〜半年で退職するため、統計上の離職率が引き上げられている側面があります。
一方で、1年以上勤務を継続している中堅層の定着率は比較的安定しています。同社では指導教育責任者や施設警備業務検定、交通誘導警備業務検定などの国家資格取得を支援する制度が整備されており、資格手当や役職手当を得て長期的にキャリアを築くベテラン社員も多く在籍しています。「入社直後の体力的な壁」を越えられるかどうかが、定着の分水嶺となっています。