デジタル化が進んだことで利便性が向上した一方、番組表の仕様や地域区分に関してネット上で誤解されやすいポイントがいくつか存在します。
第1の誤解は、「NHKプラスで配信される番組表は全国どこの地域でも全く同じである」という思い込みです。実際には、NHKプラスのライブ配信(同時配信)のベースはNHK総合東京(首都圏広域放送)のタイムテーブルが標準となっています。地方在住者がNHKプラスでリアルタイム視聴を行うと、東京ローカルの『首都圏ネットワーク』や気象情報が流れる仕様です。ただし、各地域局の夕方ニュースなどは「ご当地見逃し配信」の特設タブからオンデマンドで個別選択して視聴する仕組みになっています。
第2の誤解は、「番組表に載っているタイトルは絶対に放送される」という過信です。前述の通り、国会中継が白熱して審議時間が延長された場合や、プロ野球・大相撲などのスポーツ生中継が規定時間内に終了しない場合、総合テレビのサブチャンネル(012ch)へ切り替わることがあります。自動録画予約の機器設定が「メインチャンネル(011ch)固定」になっていると、録画が途中で途切れてしまうという落とし穴が生じます。
第3の誤解は、「BS番組もすべてNHKプラスで見逃し配信されている」という点です。2026年時点においても、権利処理や回線帯域の規程により、NHKプラスの同時・見逃し配信対象は基本的に「総合」と「Eテレ」の地上波2波に限定されています。BSやBSプレミアム4Kの独自番組を視聴・録画したい場合は、BSアンテナ経由の録画予約、もしくは有料の「NHKオンデマンド」を活用する必要があります。