犬に納豆は危険?適量と健康効果・タレNgの理由を獣医師視点で検証

犬に納豆は危険?適量と健康効果・タレNgの理由を獣医師視点で検証

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愛犬に納豆を与える際、最も犯しやすい致命的なミスが「人間用パックの付属調味料を混ぜてしまうこと」である。犬に納豆のタレやからしがNGな理由には、犬の生理機能に関わる明確な危険性が存在する。

付属のタレには、犬にとって許容量を大幅に超える高濃度の塩分と糖分が含まれている。犬は人間のように汗で効率よく塩分を排出できないため、過剰なナトリウム摂取は心臓や腎臓に強い負担を強いる。さらに深刻なのは、多くの市販タレの原材料に「玉ねぎエキス」や「ネギ抽出物」が含まれている点だ。ネギ類に含まれる有機硫黄化合物(アリルプロピルジスルファイドなど)は、犬の赤血球を破壊して溶血性貧血(タマネギ中毒)を引き起こす恐れがあり、微量であっても絶対に口にさせてはならない。

また、からしやワサビなどの刺激物は、犬の口腔粘膜や胃腸の粘膜を激しく刺激し、急性胃腸炎や嘔吐、下痢の直接的な引き金となる。飼い主が「少し味がついていた方が喜ぶだろう」と人間の感覚で味付けすることは、愛犬を危険に晒す行為にほかならない。犬に与える際は、パックから取り出した納豆そのものを、何も加えずにそのまま(あるいは少量のぬるま湯でネバネバを軽くほぐして)使用するのが鉄則である。

鈴木 陽菜
著者

鈴木 陽菜

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