新大阪駅におけるコインロッカーの稼働率は、平日・休日を問わず極めて高い水準で推移しています。JR西日本および各商業エリアの公表データや現地観測によると、駅全体で設置されている約1,500個以上のロッカーのうち、もっとも視認性の高い3階新幹線南口・中央口コンコース周辺は、午前8時30分から9時30分にかけてのわずか1時間で小型・中型も含めて稼働率が95%以上に跳ね上がります。
この極端な混雑を引き起こしている要因の一つが、東海道・山陽新幹線における「特大荷物スペースつき座席」の定着に伴う大型スーツケースの集中です。3辺合計が160cmを超える荷物を携えた利用者が、乗車前や到着直後に集中してロッカーを確保しようとするため、奥行きと高さのある大型・特大ロッカーから真っ先に埋まっていく現象が連日発生しています。
現在、新大阪駅構内には集中管理型のタッチパネル端末「ロッカーコンシェルジュ」が複数箇所に設置されており、周辺ロッカーの空き状況がモニター上で視覚的に把握できるよう整備されています。さらにJR西日本の公式移動生活ナビアプリ「WESTER」などを経由して新大阪駅コインロッカーリアルタイム満空情報をスマートフォンから閲覧する仕組みも一般化しました。しかし、混雑ピーク時には「空き表示を見て向かったものの、タッチの差で埋まる」という事態が頻発しているのが実情です。