Wordの行間を詰める決定版!勝手に広がる原因とグリッド線の罠

Wordの行間を詰める決定版!勝手に広がる原因とグリッド線の罠

今注目を集めている Wordの行間を詰める決定版!勝手に広がる原因とグリッド線の罠について、主要な情報をご紹介しています。

ツールバーの「行と段落の間隔」をいくら「1.0」に変更しても行間がびくともしない、あるいはフォントを10.5ptから12ptに変えた瞬間に2行分のスペースへ跳ね上がる現象。このWord行間狭くならない原因の9割以上は、Wordの初期設計である「原稿用紙のマス目思想(グリッド線)」にあります。

日本語版Wordは、明治以来の日本の公文書や原稿用紙文化を忠実に再現するため、デフォルトでページ全体に不可視のマス目(グリッド線)を敷いています。そして段落設定には、あらかじめ「1行の行高をグリッド線に合わせる」というチェックが初期状態で組み込まれているのです。

標準テンプレート(10.5ptフォント)では、1文字の高さがグリッド線の枠内にちょうど収まるよう設計されています。ところが、フォントを少しでも大きくしたり、上下の突き出しが大きい特殊フォント(メイリオや游明朝の特定ウェイトなど)を採用したりすると、文字の仮想ボディが規定のグリッド枠をほんのわずかにはみ出します。するとWordのレイアウトエンジンは「1枠に収まらないため、次のグリッド線まで行送りをスキップする」と判断し、強制的に2行分の高さ(約36〜40pt)を割り当ててしまうのです。これが、Word勝手に行間が広がる対処法を求めるユーザーが必ず直面する「グリッド線の罠」の正体です。

さらに見落とされがちなのが、Enterキーを押した際に発生するWord改行で行間が空きすぎる理由です。WordにおいてEnterキーは単なる「行の折り返し」ではなく「新しい段落の開始」を意味します。海外仕様のタイポグラフィ基準に基づき、デフォルトで「段落後に8pt〜10ptの余白」が自動挿入されるテンプレートが多いため、改行するたびに不自然な空白が生まれる事態に陥ります。

中村 さくら
著者

中村 さくら

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。