実務の現場で頻繁に見受けられる典型的な誤用が、取り消し線と「罫線の斜め線」の混同です。契約書類や帳票類の空欄を埋める際に用いられるエクセル取り消し線斜め線引き方は、文字の装飾ではなく「セルの境界線(罫線)」機能を用います。具体的には「Ctrl+1」で書式設定を開き、「罫線」タブの右下や左下に配置されている斜め線のアイコンをクリックすることで設定します。文字の中央を貫く取り消し線と、空欄・不要枠を示す斜め罫線では文書管理上の法的な意味合いやビジュアルの役割が全く異なるため、混同しない厳密な使い分けが求められます。
また、マウス操作を併用せざるを得ない環境において絶大な威力を発揮するのが、クイックアクセスツールバー登録です。Excelウィンドウの最上部に位置するツールバーに「取り消し線」のコマンドを配置しておけば、ワンクリックで適用できるだけでなく、Windows環境なら「Alt」+「数字キー(配置番号)」という独自の超高速ショートカットへと自動昇格します。「Ctrl+5」が指の配置上押しづらいと感じるユーザーや、左手だけで即座に完結させたいビジネスパーソンにとって、極めて有用なカスタマイズです。