完結前後にネット上で急速に拡散された噂の一つに、「爆豪勝己は右腕を完全に失い、プロヒーローを引退したのではないか」という言説があります。検索エンジンのサジェストにも「爆豪 腕」「爆豪 引退」といったワードが長らく浮上していましたが、これは明確な事実誤認です。
原作本編および公式設定資料が示す真実は以下の通りです。
- 右腕の切断・喪失は否定:第二次決戦での激闘により右腕の骨は粉砕され、神経系に深刻なダメージを負ったものの、外科的治療とリカバリーガールの治癒により欠損は免れています。
- 後遺症とサポーターの装着:完結編の成人後プロヒーロー編において、爆豪は右腕に専用の医療用補助サポーターを装着しています。以前のような無反動での最大火力連射には制限があるものの、個性「爆破」を駆使した戦闘能力は依然トップクラスを維持しています。
- ヒーロー引退ではなく現役トップランカー:彼は引退するどころか、プロヒーローランキングにおいて上位に君臨し、出久が雄英高校で教鞭を執る間も、現場の最前線で市民を救け、ヴィランを撃破し続けています。
このように、完全無欠のハッピーエンドではなく、「身体に刻まれた傷跡」という現実的な代償を背負わせる点に、堀越作品ならではのリアリズムと、痛みを抱えながら前進する爆豪の気高さが表現されています。