若い頃の長瀬智也が国宝級美形と再燃!全盛期の伝説と現在を解剖

若い頃の長瀬智也が国宝級美形と再燃!全盛期の伝説と現在を解剖

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圧倒的な美貌を持ちながら、長瀬智也という表現者が真に稀有だったのは、自らのビジュアルを平気でかなぐり捨てる覚悟を持っていた点です。二枚目俳優が陥りがちな「美しく見られたい」という自己愛の罠を軽々と飛び越え、彼は平成テレビ史に燦然と輝くコメディの金字塔を打ち立てていきました。

その才能を極限まで引き出したのが、脚本家・宮藤官九郎とのタッグです。2005年放送の『タイガー&ドラゴン』(TBS系)において、落語に魅せられたヤクザ・山崎虎児を怪演。古典落語の演目とヤクザのシリアスな抗争劇をシームレスに行き来し、顔をくしゃくしゃにして笑い、怒鳴り、時に哀愁を漂わせるその演技は、第43回ギャラクシー賞選奨をはじめ数々の演劇・放送関係者から絶賛を受けました。

さらに2006年放送の『マイ☆ボス マイ☆ヒーロー』(日本テレビ系)では、関東鋭牙会の若頭でありながら高校へ通うことになった27歳の主人公・榊真喜男を熱演。名物の「アグネスプリン」を巡って校内を全力疾走し、白目を剥いて奇声を上げるような過剰な顔芸を、あの神話的美貌のまま全力でやり切ったのです。視聴者は大爆笑しながらも、「これだけ崩しても格好良さが微塵も損なわれない」という怪物的ポテンシャルに平伏しました。

また、TOKIOのボーカル時代の写真を振り返れば明白なように、彼はスタジアムのステージでハンドマイクを握り、太いシャウトで観客を熱狂させる正真正銘のロックスターでした。音楽の現場で培ったビート感と肉体性が、芝居における絶妙な間(ま)や身体表現に直結していたことは見逃せません。美形であることを踏み台にして、人間臭い「愛されキャラ」を体現できる俳優は、現在を見渡しても極めて希少です。

鈴木 陽菜
著者

鈴木 陽菜

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