国税庁の「民間給与実態統計調査」および厚生労働省の統計データを紐解くと、日本の給与所得者全体における平均年収は約460万円前後です。給与所得者全体の中で年収700万円台(700万円超〜800万円以下)に位置する人の割合は約6.8%、年収700万円以上に広げても全体の約15%程度しか存在しません。
これが「独身世帯」かつ「年代別」になると、その割合はさらに際立ちます。20代独身で年収700万円を超える人物は全体のわずか0.8%〜1.2%と完全にトップクラスの例外層です。昇進やキャリア採用が本格化する30代独身においても、年収700万円以上は約4.5%〜6.0%に過ぎません。40代独身でようやく10%前後に達する水準であり、客観的な統計データから見れば、年収700万円の独身者は間違いなく同世代の上位層に食い込んでいます。
金融広報中央委員会の「家計の金融行動に関する世論調査」等の分析によると、年収700万〜1,000万円未満の単身世帯における金融資産保有額は、平均値こそ1,000万円を超えているものの、実態を反映する中央値は約520万円前後にとどまります。さらに驚くべきことに、この年収帯の独身者のうち約12〜15%が「貯蓄ゼロ(金融資産非保有)」と回答しています。同世代の上位数パーセントに位置しながら、手元に資産が残らない層が一定数存在する事実が見て取れます。