当時21歳。筑波大学からフランスのフランシュ・コンテ大学へ留学していた彼女は、将来への希望に満ち溢れていた。しかし、あの冬の夜を境に、彼女のスマートフォンの電波は途絶え、友人たちとの連絡もぷっつりと途絶えた。
地元警察の必死の捜索にもかかわらず、手がかりは極めて少なかった。寮の防犯カメラに映っていたのは、彼女の元交際相手であるセペダ受刑者の姿。不穏な沈黙が寮を包み、同級生たちが聞いたという「深夜の悲鳴」が、事件の凄惨さを物語っていた。警察の捜査線上に浮かび上がったのは、計画的な犯行のシナリオだった。