兵庫の勢力図を牽引するのは、言わずと知れた報徳学園野球部、神戸国際大附野球部、明石商野球部、東洋大姫路野球部の「兵庫4強」です。彼らが直接対決する大一番では、単なる戦力差を超えたメンタルと戦術の鍔迫り合いが繰り広げられます。
今季の直接対決において決定打となったのは、「2死からの走塁判断」と「先発投手の限界を見極めた継投タイミング」でした。試合後の囲み取材で報徳学園の指揮官が「1点の重みが例年以上に増している中で、無駄な進塁を許さない守備の連係が命運を分けた」と語った通り、強豪同士の激突ではわずか1球の失投、1歩のスタートの遅れがそのまま勝敗に直結しています。
また、神戸国際大附の積極的な機動力破壊や、明石商が見せる精密機械のような状況判断、東洋大姫路の伝統である堅守強打の復活など、各校が磨き上げてきた独自のプレースタイルが激突。序盤のリードを盤石の守備で守り抜くのか、終盤に驚異の粘りでひっくり返すのか、試合終了のサイレンが鳴るまで誰にも展開が読めない壮絶なドラマが展開されました。