インターネット上の美容情報には、時に肌を傷める誤解や極端な言説が散見されます。小田切ヒロ氏の発信や皮膚科学の知見に基づき、よくある誤った常識を是正します。
代表的な誤解の一つが、「クレンジングオイルは肌に必要な皮脂まで奪うため乾燥肌には絶対に使ってはいけない」という極論です。近年の高品質な油脂系オイル(椿油や米ぬか油、オリーブ果実油ベース)は、角質細胞間脂質を守りながらメイクを素早く溶かすため、むしろ肌に触れる時間を最短(40秒〜1分以内)に抑えられるメリットがあります。界面活性剤の強さだけに惑わされず、ベースとなるオイルの質と接触時間の短さに着目することが重要です。
また、「熱いシャワーを直接顔に当てて一気に洗い流す」行為も厳禁です。40度近い高温の水流は、肌のバリア機能を保つセラミドを一気に流出させ、慢性的なインナードライを引き起こします。すすぎは必ず「32〜34℃のぬるま湯を手ですくって優しく押し当てる」のが鉄則です。