イタリア語で「古き大聖堂」のニュアンスを冠した店名が示す通り、本場イタリア料理 Al Vecchio Duomoが目指すのは、単なる食事の場を超えた豊かな食文化体験の提供です。店内へ足を踏み入れると、まず目に飛び込んでくるのは堂々たる薪窯と、オープンキッチンから漂う躍動感あふれる調理の熱気です。
同店のアイデンティティとも言えるピッツァは、厳選された小麦粉と天然酵母を用い、緻密な温度・湿度管理のもとでじっくりと発酵・熟成させた生地がベースになっています。400度を超える高温の薪窯で短時間で焼き上げることで、外側は心地よいサクッとした軽快な歯ざわり、内側はもっちりとした極上の弾力を生み出しています。生地の気泡ひとつひとつに薪の薫香が微かに纏われ、噛み締めるほどに小麦本来の豊かな甘みが口いっぱいに広がります。
ピッツァのみならず、店内の炭火で豪快かつ繊細に火入れされる骨太な肉料理や、旬の素材を練り込んだ自家製手打ちパスタも高い評価を得ています。素材の持ち味を最大限に引き出す引き算の美学が、地元の食通だけでなく県外からの来訪者を虜にする最大の要因です。