金子エミさんを語る上で欠かせないのが、現在28歳になる長男・海駿(カイト)さんとの強い絆です。カイトさんは出生時にダウン症(21トリソミー)との診断を受けました。当時の特番インタビューや自著で、金子さんは「告知を受けた当初は目の前が真っ暗になり、先の見えない不安に涙が止まらなかった」と赤裸々に振り返っています。
しかし、彼女は立ち止まりませんでした。息子の可能性を誰よりも信じ、水泳教室に通わせる中でカイトさんの類まれな才能が開花。数々の大会でメダルを獲得し、ダウン症水泳の国際大会を目指すまでに成長しました。その二人三脚の奮闘を記録したノンフィクション著書『金子エミとダウン症カイトの水泳奮闘記 世界は君のもの』は、同じ境遇にある親たちだけでなく、多くの読者に深い感動と希望をもたらしました。
現在では次男(21歳)を含めた二人の息子の母として、SNSでも成人した息子たちとの温かな距離感を垣間見せています。弟である俳優の金子貴俊さん一家とも家族ぐるみの親密な交流を続けており、困難を分かち合いながら築かれた家族の結束は、彼女の人間的な魅力の礎となっています。