2026年の華流シーンにおいて最大の焦点となったのは、本国での配信直後から国際的センセーションを巻き起こしていた超大型タイトルの日本初上陸でした。WOWOW 中国ドラマ 日本初放送のラインナップは当時、業界関係者の間でも「極めて迅速かつ攻撃的な買い付け」と大きな話題を呼びました。ブロマンス・ファンタジー史劇の金字塔『山河令』をはじめ、総製作費数十億円規模を誇る歴史大作『燕雲台-The Legend of Empress-』、ディリラバとウー・レイが共演したアクションロマンス巨編『長歌行』が次々と編成スケジュールに組み込まれ、毎週のオンエア時にはSNSのトレンドを席巻する熱狂を生み出しました。
一方、加入ハードルのない無料BS放送局も戦略的な編成を展開しました。朝の帯枠を強固に築き上げたBS11 中国ドラマ 放送スケジュールでは、『白華の姫〜失われた記憶と3つの愛〜』や『明蘭〜才媛の春〜』といった重厚な人間ドラマをラインナップ。視聴者の朝のルーティンに深く定着させました。対するBS12 中国ドラマ 放送予定では、夕方17時台から18時台にかけて『楚喬伝〜いばらに咲く花〜』や『大明皇妃 -Empress of the Ming-』などのアクション・権力闘争史劇を連続投入し、韓国ドラマファンや歴史歴史ファンを巧みに取り込むことに成功しました。
当時の視聴傾向を振り返ると、有料放送で最速視聴を果たした熱心なファンコミュニティの口コミが、数カ月後の無料BS放送での爆発的視聴率へと連動する「二段構えのヒット構造」が完全に確立された年であったことが分かります。