『私が見た未来 完全版』で最大のトピックとなったのが、たつき諒が1980年代および2026年7月5日に見たとされる「2026年7月の大災難」の夢です。
彼女の手記によると、そのビジョンは以下のように描写されています。
- 日本とフィリピンの中間あたりの海底がボコンと破裂(海底火山の噴火、あるいは海底隆起)する。
- 太平洋周辺の国々に巨大な津波が押し寄せ、その波の高さは東日本大震災の3倍以上に達する。
- 陸続きになるほどの地殻変動が起き、香港から台湾、フィリピンまでが地続きになるような感覚を覚えた。
- その後、世界は一転して明るく調和の取れた時代へと移行し、人々が助け合って新しい復興の道を歩む。
この記述は「南海トラフ巨大地震の予知ではないか」「巨大隕石の衝突か」とSNSを中心に激しい不安を呼び起こしました。しかし、地球物理学や地震学の専門機関(気象庁・文部科学省地震調査研究推進本部など)の科学的知見に基づけば、海底の破裂によって太平洋全体が陸続きになるような地殻変動はプレートテクトニクスの物理法則上考えられません。
防災ジャーナリズムの観点から重要なのは、これを終末予言としてパニックに陥ることではなく、「太平洋沿岸部において巨大津波への警戒と備蓄・高台避難ルートの確認を日常化する契機」として冷静に受け止める知性です。