「プライベートモードを使っているから、何を検索しても絶対にバレない」という思い込みは非常に危険です。結論から言えば、プライベートモードでも履歴がバレる状況は明確に存在します。守られるのは「端末の操作履歴」だけであり、「ネットワーク上の通信ログ」までは暗号化・秘匿されないからです。
特に注意すべきなのが、プライベートモード利用時の会社による追跡や学校などの組織内ネットワークです。社内LANや専用の業務システムを経由している場合、ルーターやプロキシサーバー、次世代ファイアウォールなどの監視機器に「どの端末が、何時何分に、どのドメイン(URL)へアクセスしたか」というパケットログが克明に記録されます。そのため、プライベートモードのWi-Fi監視対策としては全く機能せず、社用PCや社内Wi-Fiで業務外サイトを閲覧していればシステム管理者に容易に把握されてしまいます。
さらに、アクセス先のWebサイト側にとっても利用者のIPアドレスや利用環境(ユーザーエージェント)は通常通り開示されています。ログインを伴うサービスを利用すればアカウントに紐付いて行動履歴が記録されるため、サイバー犯罪の抑止や完全な身元隠蔽を期待してシークレットブラウザの危険性を軽視するのは禁物です。