民放の女性アナウンサーが帯番組を降りた際、真っ先に囁かれるのが「フリーアナウンサーへの転身」や「他社移籍」です。上原アナに関しても、一部のネット掲示板や週刊誌系のWEBメディアで上原アナ退職噂が書き立てられたことがありました。
こうした憶測が生まれた背景には、以下の3つの誤解が存在します。
第1に、民放キー局とNHKにおける休業プロセスの違いです。民放アナウンサーの場合、妊娠や休養が情報番組や自身のSNSで華々しく報告されるケースが多いのに対し、NHKはあくまで「公の組織に属する職員」というスタンスを崩しません。そのため、公の発表がないこと自体を「不祥事による降板」や「秘密裏の退職」と勘違いするネットユーザーが続出したのです。
第2に、アナウンス室内の「異動」に関する混同です。視聴者がNHK上原光紀異動先を検索する際、アナウンサー職からデスク業務やディレクター職への配置転換(いわゆるアナ職剥奪)を想起する人がいます。しかし現時点でそのような異動記録は確認されておらず、身分は東京アナウンス室所属の休業状態として維持されています。
第3に、フリー転身における市場リスクです。報道一本でキャリアを築いてきた上原アナにとって、民放のバラエティや情報ワイドショーへの進出はブランドイメージの乖離を招きかねません。安定した公的身分を捨ててまで独立する動機は薄く、現職に留まりながらライフステージを乗り越える選択が最も合理的であることは明白です。