冷凍カレーを解凍して食べた際、「具材のじゃがいもがスカスカして水っぽく、美味しくない」と感じた経験は誰にでもあるはずです。じゃがいもに含まれる水分は冷凍されると大きな氷の結晶となり、解凍時に水分だけが抜け出ることでデンプンの網目構造が破壊され、スポンジのような食感に変化してしまいます。
この食感劣化を確実に防ぐカレー冷凍じゃがいも対処法として、調理現場や料理研究家の間では以下の2つのアプローチが基本原則とされています。
- 完全にマッシュしてルーに溶け込ませる:冷凍前にフォークやマッシャーでじゃがいもを細かくすり潰し、ルー全体になじませる。デンプンが自然なとろみとなって美味しさが倍増します。
- 冷凍前にあらかじめ取り除くか食べきる:小分け保存の段階で大きなじゃがいもだけを取り出し、当日の食事で消費してしまうのが最も確実です。
また、衛生面と風味の観点から知っておくべきカレー冷凍保存期間日持ちの目安は、「約3週間〜1ヶ月」です。カレーは煮込み料理であるため一見日持ちしそうに思えますが、冷凍環境下でも油分の酸化や冷凍焼け(乾燥)は徐々に進行します。
さらに注意すべきは、加熱調理後でも生き残る耐熱性の高い「ウェルシュ菌」の存在です。常温で長時間放置して冷ますとウェルシュ菌が急速に増殖するため、作ったカレーは鍋ごと氷水につけるなどして急速に粗熱を取り、小分けにして速やかに冷凍庫へ格納することが食中毒を防ぐ鉄則です。