なぜ、にじさんじはこれほどまでに熱烈な支持を集め続けるのでしょうか。SNS上のリスナーの声や配信現場の動向を追うと、単なる「キャラクターの可愛さ・格好良さ」を超えた人間ドラマの存在が浮き彫りになります。
ファンコミュニティが熱狂する最大の原動力は、「箱(グループ)全体を巻き込んだ大規模イベント」です。
夏の風物詩である『にじさんじ甲子園』、年末年始の『マリカにじさんじ杯』、音楽の祭典『にじさんじ歌謡祭』などでは、普段あまり絡みのない先輩後輩がチームを組み、本気で勝ちに行き、時には悔し涙を流す姿がリアルタイムで共有されます。
「最初は特定の1人を見ていたが、大会企画を通じて他のライバーの魅力に気づき、いつの間にか箱全体を応援していた」という声はSNSやコミュニティ掲示板で日常的に見られます。台本のない生配信だからこそ生じる偶発的なドラマ、プロ顔負けのゲームプレイスキル、そしてライバー同士の軽妙なプロレス的掛け合いが、視聴者に圧倒的な没入感を提供しているのです。