現地を訪れた見学者や取材班の報告から、恵美之江展望公園の実際の利用環境における長所と短所が浮き彫りになっています。
まず設備面ですが、園内には清潔な水洗トイレ施設が整備されています。しかし、打ち上げ当日に数十台のバスが到着して定員上限近くまで人が集まると、発射2時間前からトイレ前には20〜30分待ちの長蛇の列が発生します。また、公園周辺には自動販売機がごく少数しかなく、コンビニや飲食店は車で20分以上離れた町中心部まで戻らなければ存在しません。
さらに見落とされがちなのが「気象条件への耐性」です。恵美之江展望公園は太平洋と射場を見渡す開放的な丘陵地にあるため、日陰を作る構造物が東屋程度しかありません。夏場の炎天下では厳しい直射日光に晒され、冬場や夜間は強烈な海風によって体感温度が氷点下近くまで下がります。数時間に及ぶカウントダウン待機を乗り切るためには、十分な飲料水、食料、雨具、折りたたみ椅子、防寒着または日傘・冷却グッズの持ち込みが必須です。