住宅街の一角に鎮座する敷地面積わずか十数坪ほどの小社が、なぜこれほどまでに全国的な崇敬を集めるに至ったのでしょうか。その根底には、祀られている神様の類まれな神格と、京都の職人技が結実したシンボル「黄金の鳥居」の存在があります。
主祭神として祀られているのは、日本神話においてイザナミノミコトが火の神を生んで病に伏した際、その吐瀉物から化生したとされる金山毘古命(かなやまひこのみこと)です。古来、鉱山・鉱物・金属全般を司る神とされ、刀剣や農具、鏡、そして金・銀・銅などの貨幣に至るまで、人間の生活と産業を支えるすべての金属類を護る神として尊崇されてきました。現在では通貨や株式、不動産や事業資金といった「あらゆる資産運用の守護神」として信仰が広がっています。
参拝者の目を奪う黄金に輝く鳥居にも、独自の歴史が存在します。もともとは木製だった鳥居が台風で破損し、石造りへと建て替えられた後、2006年(平成18年)に京都の老舗金箔専門店の協力によって、屋外でも色褪せない特殊加工の純金箔が施されました。晴天の日差しや夜間の街灯に照らされて黄金色に輝くその威容は、訪れる人々に強い金運のイメージと高揚感を与え続けています。