棒針編みの減らし目徹底解説!端のガタつきを防ぐプロの技法と計算術

棒針編みの減らし目徹底解説!端のガタつきを防ぐプロの技法と計算術

棒針編みの減らし目徹底解説!端のガタつきを防ぐプロの技法と計算術にまつわる最新トピックを分かりやすく発信ます。

減らし目の基本でありながら、目の傾きと重なり順のコントロールで最も差がつくのが2目一度の各種バリエーションです。編み地の右側と左側で適切に使い分けることで、視覚的に美しいシンメトリーのラインを構築できます。

まず、編み目が左へ流れるラインを作るのが棒針編み左上2目一度(k2tog)です。2つの目に左側から右針を一度に入れ、通常の表目を編む要領で糸を引き出します。手前の目(左側の目)が上に重なるため、自然に左上へと傾斜します。この技法は物理的に目が引き締まりやすく、比較的緩みが出にくい特徴を持っています。

一方、右へ流れるラインを作る棒針編み右上2目一度は、構造上目が緩みやすい難所です。伝統的な「1目すべり目+1目表目+すべり目を被せる」手法(skp)では、被せたループが伸びて穴が目立ちがちになります。そこで現在、国内外のニット現場で標準的に推奨されているのがSSK(Slip, Slip, Knit)と呼ばれる技法です。1目ずつ表編みの向きで右針へすべらせて目のねじれを直したのち、針を左から戻して2目まとめて奥側から表目を編むことで、引き締まったシャープな右傾斜が完成します。

さらに、ウェアの裏面や模様編みで頻出する棒針編み裏目減らし目(左上2目一度裏目・右上2目一度裏目)や、伸縮性と立体感が特徴のガーター編み減らし目方法においても、表面に出る傾斜角度の整合性を保つことがクオリティを左右します。ガーター編みではすべて表目で減らし目を行うのが基本ですが、減らす段を表側(奇数段)に統一することで、畝(リッジ)の乱れを最小限に抑えられます。

伊藤 翔太
著者

伊藤 翔太

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。