視聴者が最も待ち望んでいた瞬間、それは地上波テレビ番組への完全復帰だった。特にテレビ朝日系列の看板番組『ロンドンハーツ』への復帰は、単なるタレントの出演再開にとどまらない大きな試みであった。
カメラの前に戻った初期、そこには独特の緊張感が漂っていた。しかし、長年培われた番組特有の空気感や、共演者たちの温かい弄りによって、徐々に本来のポテンシャルが解放されていく。完璧なトークで畳みかけるのではなく、どこか隙があり親しみやすいキャラクター。バラエティ番組における彼の唯一無二の役割が、地上波の現場においていかに欠かせないものであったかが改めて証明された瞬間だった。