事態を重くみた所轄の労働基準監督署は、複数の店舗に対して是正勧告や指導を実施。労働時間の適正把握や安全衛生管理の不備について厳しく追及を行った。これを受け、精神的苦痛や過労による体調不良を訴えた元社員らが起こした「スシロー過労・パワハラ訴訟事件」は、法廷へと舞台を移している。
裁判における最大の争点は、不当な長時間労働と精神的パワハラとの因果関係、そして会社側がどこまで現場の惨状を把握しつつ放置していたかという使用者責任の有無だ。原告側は詳細な勤務記録やICレコーダーの音声データ、チャットツールの履歴などを証拠として提出し、企業の組織的責任を追及している。