日常会話やクイズ番組などで最も頻繁に混同されるのが、大陸と大州の違いです。両者は似ているようで、地理学における定義が根本から異なります。
「大陸(Continent)」は、海面の上に露出している広大で連続した一枚の陸塊そのものを指す自然地理学的な概念です。そのため、周辺に浮かぶ島々は厳密には大陸に含まれません。
対照的に「大州(Division/Region)」は、島嶼部や周辺海域を含めた世界を地域ごとに大別する人文地理学的な地域区分です。代表例がオーストラリア大陸を含む「オセアニア州」や、日本列島を含む「アジア州」です。
テスト対策や教養として重宝される6大州の名前覚え方としては、地球の球体を時計回りに巡るイメージで「ア(アジア)・ヨ(ヨーロッパ)・ア(アフリカ)・キ(北アメリカ)・ミ(南アメリカ)・オ(オセアニア)」と頭文字をブロック分けして覚える手法が効果的です。島国である日本は「ユーラシア大陸」には属していませんが、「アジア州」には確実に属しているという事実を押さえておくと、両者の境界線が明快に理解できます。