潮干狩り歴数十年のベテランや水産関係者が現場で実践している、細部へのこだわりを整理しました。少しの気配りで仕上がりの歩留まりが格段に向上します。
まず選別の段階で、弱った個体や死んだ貝を完全に取り除くことです。殻が半開きになっていて指で触れても閉じない貝や、殻が割れている貝、不快な悪臭を放つ貝は、砂抜き用のバットに絶対に入れてはいけません。1匹でも死んだ貝が混ざると、バット内の水質が一気に悪化し、他の元気なアサリまで呼吸をやめてしまいます。
さらに、大量のアサリを一度に処理する際は、水中の溶存酸素量を維持することが成功率を分けます。水深を極力浅くするだけでなく、もし観賞魚用の小型エアーポンプ(ぶくぶく)があれば、バット内に酸素を供給してみてください。アサリの活動量が目に見えて活発になり、驚くほど短時間で砂を吐き切ってくれます。