Q1:一尺と一寸、一間はどういう関係ですか?
A1:10進法に基づいており、「10寸=1尺」です。建築で使われる「曲尺」では一寸が約3.03cm、一尺が約30.3cmとなります。また、柱と柱の間隔などを表す「間(けん)」は「6尺=1間(約181.8cm)」という関係になっています。半間はその半分の3尺(約90.9cm)です。
Q2:着物の寸法で「身丈4尺2寸」と書かれていた場合、何センチになりますか?
A2:和裁では「鯨尺(1尺=約37.88cm、1寸=約3.79cm)」を使用します。計算式は「(4 × 37.88)+(2 × 3.79)」となり、約159.1cmとなります。これを誤って曲尺(1尺=約30.3cm)で計算してしまうと約127.3cmとなり、大人用と子供用ほどの大誤差が生じてしまうため厳重な注意が必要です。
Q3:なぜ「鯨尺」という名前がついているのですか?本当にクジラが関係しているのですか?
A3:はい、文字通りセミクジラなどの「鯨のヒゲ(口内にある髭板)」を薄く削ってものさしを作っていたことに由来します。鯨のヒゲは柔軟性に富み、湿気や乾燥による伸縮が極めて少なく、折れにくいため、高価な絹織物などを傷つけずに正確に計測できる最高級のものさし素材として重宝されました。