朝の光が差し込む広いリビングには、数人の女性と子供たちの和やかな声が響いていた。一見すると大人数で賑わうシェアハウスのようだが、そこに流れているのは互いを認め合った明確なパートナーシップだ。話題の渦中にいる渡部竜太氏は、複数の妻と同居し、全員で同じ屋根の下で生活を営んでいる。世間が最も関心を寄せるのは「膨大な生活費はどう工面されているのか」という生々しい疑問だろう。家賃や食費、光熱費を含め、月数十万円以上に及ぶ固定費は、基本的に妻たちがそれぞれ仕事を持ち、分担して手配しているという。
毎日の家事や育児の分担も、ガチガチなマニュアルに基づいているわけではない。「得意な人が、動ける時にやる」という極めて緩やかな協力体制が、かえって感情的な摩擦を減らしているようだ。家事全般を進んでこなす彼の立ち位置は、従来の「主夫」とも異なり、家族全体のメンターあるいは精神的支柱として機能している。世間の常識から見ればいびつに映る一夫多妻の形態だが、当事者たちの間には驚くほど平穏で合理的な感情のやり取りが存在していた。