万が一、麦茶の飲用後にアナフィラキシーを発症した場合、刻一刻を争う対応が必要となる。アナフィラキシーは皮膚、呼吸器、消化器、循環器など複数の臓器に症状が同時に現れる重症の全身反応だ。急激な血圧低下や意識障害、ゼーゼーという喘鳴(ぜんめい)が伴うアナフィラキシーショックに陥ると、命に関わる危険性すら生じる。
呼吸が苦しそうな様子や、顔色が明らかに悪い(蒼白・チアノーゼ)、呼びかけに対する反応が鈍いと感じたら、即座に119番通報を行い救急車を呼ぶ必要がある。受診や救急要請までの応急処置としては、まず赤ちゃんを仰向けに寝かせ、足を少し高くした姿勢を保つ。嘔吐がある場合は気道詰まりを防ぐため顔を横に向け、無理に飲み物を与えたり上体を起こさせたりしてはならない。冷静かつ迅速な行動が命を救う。