彼らのキャリアは、決して順風満帆なものではなかった。2009年に一度目のメジャーデビューを果たしたものの、思うような結果を残せずレーベルを離脱。自ら機材車を運転し、全国のライブハウスを巡る過酷なインディーズ時代を余儀なくされた。だが、この挫折こそが彼らの足腰を強靭なものへと変えた。
数多のバンドが姿を消していく中で、彼らは「届けること」への執着を捨てなかった。泥をすすりながら積み上げたライブハウスでの泥臭い経験が、のちの再メジャーデビューと日本武道館、スタジアムワンマンの成功へと結実する。過酷な現実を生き抜いてきた者だけが持つ言葉の重みが、今の歌声に唯一無二の深みを与えているのだ。