テーブルに運ばれてきた瞬間、誰もがその迫力に息をのむ。肉が鎮座しているのは、特注の溶岩石プレートだ。
一般的な鉄板とは決定的に違う。溶岩石は熱を蓄える力が極めて高く、表面から中心部へと遠赤外線がじっくり浸透していく。だからこそ、表面はカリッと香ばしく、中は驚くほどふっくらジューシーなレア状態を保ったまま手元に届く。冷たい鉄板で肉が急激に冷める悲劇とは無縁だ。
自分の好みに合わせて、断面を石に押し当てて焼き加減を自在にコントロールできるのも魅力。最後の一口まで熱々のまま肉汁を逃さない。まさに計算し尽くされた調理法といえる。