大型犬オーナーにとって避けて通れないのが寿命の問題だ。「8歳になれば神様からの贈り物」とまで言われた歴史があるほど、がん(特に組織球性肉腫)や関節疾患の発症率が高いことで知られてきた。
しかし、2026年現在の高度獣医学は、DNA検査による遺伝的リスクの早期スクリーニングと、個体ごとのバイオマーカー監視を可能にした。腫瘍の早期発見技術が進んだことで、定期的な血液検査と超音波診断を組み合わせた予防医療が一般的になっている。若齢期からの適切な股関節チェックと早期介入により、シニア期に入っても自力で歩行できる健やかな期間が大幅に延びているのだ。