ネット掲示板や知恵袋などで頻繁に見られる「自宅で良い音を作ったのに、スタジオでバンドと合わせるとギターの音が全く聴こえない」という悩み。この現象の背景には明確な音響的理由が存在します。 自宅の小音量でギター単体を聴いていると、低音と高音を強調し中音域を削ったいわゆる「ドンシャリ」サウンドが心地よく感じられます。しかし、実際のバンドアンサンブルでは、ベースが低音域を、シンバルが超高音域を占有しています。 ギタリストが中音域(Middle)を削りすぎると、他の楽器の周波数帯と衝突してかき消され、音量を上げても「ただノイズだけがうるさく、リフの輪郭が聴こえない」状態に陥ります。プロの現場では、ディストーションのゲインを1〜2目盛り下げ、アンプ側の中音域(800Hz〜2kHz付近)を押し出すことで、抜ける存在感あるトーンを構築しています。
ディストーションとは?歪みの仕組みと定番名機の音作りをプロが徹底解説
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