「75歳を超えるとマークの表示は義務になり、貼らないと罰金を取られるのでは?」という噂を耳にしたことがあるかもしれない。かつて2008年の道路交通法改正によって75歳以上の表示義務化と違反罰則(過料・反則金)が導入された経緯があったためだ。しかし、当時は高齢ドライバーからの反対意見や反発が相次ぎ、翌年以降、罰則の適用は見送られたまま制度が再検討された。
結果として、現在も75歳以上を含めて一貫して「努力義務」の扱いとなっている。したがって、75歳以上の高齢運転者がマークを貼らずに運転していたとしても、罰金や違反点数が科されるリスクはない。ただし、罰則がないからといって放置してよいわけではない。万が一の事故を未然に防ぎ、他車に注意を促すという本来の目的を考えれば、75歳を迎えた段階での装着は事実上のマナーとして浸透している。