日本のプロ野球で3年連続沢村賞という前人未到の偉業を成し遂げた山本由伸。渡米3年目を迎えた2026年、その投球は円熟味と凄みを増している。
低めギリギリに決まるカットボールと、打者の手元で消えるように落とすカーブのコンビネーションは、メジャー屈指の強力打線すら容易に沈黙させる。特に得点圏に走者を背負った場面での被打率は1割台前半と、驚異的な数値を叩き出している。
「ヤマモトの投球は芸術だ」。現地中継のアナウンサーが思わず叫ぶほど、そのピッチングは圧倒的だ。過酷なシーズンを経てメジャーの打者とマウンドに適応した今、アジア人投手初となるナ・リーグでの偉業達成は、決して夢物語ではなくリアルな目標として手の中に引き寄せられている。