近年、InstagramやYahoo!ニュースをはじめとするウェブメディアでは、式典でのマナー違反に関する投稿や記事が爆発的な閲覧数を記録している。SNS上には「近所の小学校の入学式で、全身ハイブランドのシースルー服を着たお母さんを見かけて二度見した」「ダメージジーンズで出席した父親がいて、周りの保護者が目のやり場に困っていた」といったリアルな体験談が続々と寄せられている。
なぜ、こうした事態が後を絶たないのか。背景には、SNSによる「見栄え重視」の文化と、個人の価値観の多様化が絡み合っている。SNS上で「自分らしいファッション」を発信することに慣れた世代が、伝統的な式典のドレスコードとのバランスを見失ってしまうケースが増えているのだ。だが、入学式の主役はあくまで子どもであり、保護者は引き立て役かつ参列者であるという基本姿勢を忘れてはならない。