各社が競い合うように工夫を凝らした張り子の造形は、まさに北海道の豊かな風土を凝縮したラインナップだ。函館の湯倉神社ではイカをモチーフにした「イカすおみくじ」が人気を集め、ダジャレを交えたユーモアと愛くるしいデザインで参拝者を笑顔にさせる。美瑛神社では色鮮やかなトウモロコシ、帯広神社では鮭や愛らしい鳥を模した品が授与され、訪れる者の目を楽しませてくれる。
苫小牧に鎮座する樽前山神社では特産のホッキ貝が選ばれ、海の恵みへの感謝と祈りが込められた。そして日本最北の北門神社ではカニを象ったモチーフが用意され、遠路はるばる訪れた参拝者を温かく出迎える。各境内の歴史や景観と一体となった授与品は、地域への深い愛情と親しみを生み出す素晴らしい触媒だ。