多忙な朝でもわずか3分でサロン級の仕上がりを実現するプロ直伝の手順が存在する。最大の勝負どころは、ワックスをつける前のドライ段階だ。髪全体を7割程度乾かした半乾きの状態をキープし、パーマ特有のカール感を残したままベースを整える。根元を中心に温風をあてて立ち上げをつくり、冷風でその形を固定するのがプロの鉄則である。
次に、500円玉大のワックスを手に取り、指の間まで均一に伸ばす。シャンプーをするような手つきで後頭部、側頭部、トップの順に根元からしっかり馴染ませていく。前髪は手に残ったわずかな量をつまむ程度に留めるのが、自然な立ち上がりをつくるコツだ。全体が立ち上がったら、手のひらで頭全体を振るようにして毛束をほぐし散らしていく。この「振ってほぐす」動作こそが、束がダマにならず美しいシルエットを生み出す最大の秘訣だ。