すでにズキズキとした痛みが始まってしまった場合、放置していても自然に引くまでには数時間から半日以上かかることがあります。痛みを最小限に抑えて素早く日常生活へ復帰するための寝すぎ頭痛の治し方として、臨床現場でも推奨されている3つの即効アプローチを紹介します。
第一に実践すべきは、痛む患部を冷たいタオルや保冷剤で冷やすことです。こめかみや首の後ろ(後頭部の付け根)を冷やすことで、過剰に拡張した血管が物理的に収縮し、三叉神経への圧迫が速やかに和らぎます。この際、光や音の刺激を遮断した静かな暗い部屋で横になり、安静を保つことが回復を早める鉄則です。
第二の即効策は、適量のカフェインを摂取することです。コーヒー、緑茶、紅茶などに含まれるカフェインには、一時的に脳血管を収縮させる薬理作用があります。痛みの初期段階で温かすぎないブラックコーヒーなどを1杯(カフェイン量約100mg〜150mg)飲むと、拡張した血管が落ち着き、頭痛発作のピークを抑える効果が期待できます。ただし、過剰摂取は利尿作用による脱水やカフェイン離脱頭痛を招くため、1〜2杯程度に留める必要があります。
第三の選択肢として、市販の鎮痛薬(ロキソニンやイブプロフェンなど)の適切な服用が挙げられます。痛みが耐え難いレベルまで悪化してからでは薬の効き目が低下するため、「あ、頭痛が来そうだな」と感じた予兆段階から初期の段階で服用するのがベストです。空腹時に飲むと胃粘膜を荒らす恐れがあるため、ゼリー飲料やクラッカーなどを少し口にしてから多めの水で服用してください。