コスタリカコーヒーを語る上で欠かせないのが、世界に先駆けて開発・洗練させてきた「マイクロミル革命」と「ハニープロセス(パルプドナチュラル)」です。収穫したチェリーの果皮を剥いた後、豆の周囲に残る粘液質(ミューシレージ)を残した状態で乾燥させるこの手法により、果実の甘みが豆へダイレクトに浸透します。
ビスコットカフェで採用されているロットは、ミューシレージの残存率を絶妙に調整した「イエローハニー」または「レッドハニー」が中心です。これにより、ウォッシュド(水洗式)のクリーンな飲み口と、ナチュラル(非水洗式)の重厚な果実味の“いいとこ取り”をした、複雑で奥行きのある風味が生まれます。
この繊細な風味を最大限に生かすため、店舗では自家焙煎の浅煎り(ライト〜シナモンロースト)から中浅煎りに設定されています。焙煎機の熱量を秒単位でコントロールし、豆内部の水分を均一に抜きながら短時間で仕上げることで、焦げのないピュアな甘みと、青リンゴやアプリコットを思わせる華やかなアロマを閉じ込めています。