ネット上の掲示板やSNS、Googleマップのクチコミを時系列で分析していくと、2019年前後と現在とでは読まれ方・評価のトーンが劇的に変化していることがわかります。
ブーム最盛期の書き込みには「〇時間待ってようやく買えた」「カップのロゴが可愛いから自撮りした」といった外観や流行体験への言及が大半を占めていました。しかし2026年現在のレビュー欄を占領しているのは、「台湾現地の味が恋しくなるとここ一択」「色々飲み比べたが、茶葉のコクとタピオカの弾力が最も安定している」「果肉系フルーツティーのフレッシュさが他とは異次元」といった、純粋な品質・味覚への信頼です。
都内店舗の店頭で定期購入者の女性会社員に話を聞くと、「カフェのテイクアウトコーヒーだと物足りないけれど、ケーキを食べるほどでもないという午後の集中力切れのタイミングに、甘さ30%のミルクティーがちょうどいいエネルギー源になる」という声が聞かれました。記号化されたファッションアイテムとしてではなく、機能的な「日常のリフレッシュ剤」として生活に組み込まれている実態が浮き彫りになります。