トレーダー界隈で語り継がれるアノマリーの一つに「掲示板が総弱気になったら買い、総強気になったら売り」という逆指標の法則があります。これには行動経済学的な裏付けが存在します。
人間は損失に直面した際、自らの非を認めることを避け、同じ境遇の仲間を探そうとする心理傾向(社会的証明の欲求と確証バイアス)を持ちます。相場が下落している最中に掲示板へ「ここは絶好の押し目買い」「反発確定」と連投するユーザーは、すでに資金余力が尽きかけた含み損ホルダーであるケースが少なくありません。
ネット上のドル円 予想 最新スレッドが一方の意見で完全に染まった時、それは「市場に参加すべき新規の買い手(または売り手)がすでに出尽くした」状態を意味します。その結果、機関投資家の仕掛け売りによって未決済ポジションが一気に清算され、大暴落や踏み上げが発生します。掲示板の意見は「将来の予測」ではなく、「過去にポジションを取って身動きが取れなくなった大衆の叫び」として捉えるのが冷徹な市場の現実です。